千夜一夜

人生は短い、それはまるでたった1日のように

『ピューと吹く!ジャガー』は音楽異能バトル漫画である


突然ですが、異能力バトルもの漫画が好きです。『僕のヒーローアカデミア』など。

音楽異能バトルって読みたくないですか。それぞれ違う楽器を持っていて、演奏している間に固有の能力を発揮できるような。

ジャンプで10年連載していたギャグ漫画のピューと吹く!ジャガーがそのジャンルです、という自説について。

 

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一応ネタバレとか気になるジャンルではないと思いつつ、以下核心に触れるので注意です。

高校一年生のとき、三浦しをんさんのエッセイで「うすた京介先生の言語センスはすごい」と取り上げられていて知りました。


主人公である謎のリコーダー男・ジャガージュン市は、かつて子供をさらって楽器の演奏と特殊能力を叩き込む秘密組織にいた。そして組織の洗脳から覚めて抜け出している…という過去が中盤で明かされます。
組織からの追っ手と戦ったり、新たに洗脳から目覚めて脱走したかつての仲間と再会したり、かつてのライバルに勝負を持ちかけられたりする回があります。超わくわくしませんか。

まあその秘密組織の名前は「そふとくり〜む」なんですけど…

 

むしろこれがあるから楽器を使った正統派の異能バトル漫画が生まれないんじゃないかって気もちょっとします。ジャンププラスあたりで連載始まってほしい。
不勉強ですでにあったらごめんなさい。教えてください。


ちなみに主人公のジャガーさんはリコーダーを吹いているとき友人ピヨ彦の姿を模した巨大な使い魔(みたいなもの)を出現させられます。毎回出すわけではない。

他のキャラの能力は演奏中に相手の動きを止めたり、時間感覚を狂わせたりというもの。楽器もメジャーなものから初めて聞くようなものまで出てきて、楽器の知識もちょっとつきます。ハーモニック・パイプとか。

って言葉だけだとすごい本格バトルっぽいんですけど、実際はやっぱり不条理ギャグです。組織とか能力の絡む話は体感で全体の3分の1くらい。

それ以外だと、 16巻に収録されているペタンクの世界大会をする話が好きで定期的に読み返しています。全6回。雑誌掲載時代にひと月半かかっていたと思うと、リアルタイムで追っていたらちょっとついていけなかったかもしれない。

 

以前バトル漫画が好きだって言った友人にこの話をして19巻コペポーダ鯨井とのバトルシーンを見せたこともありますが、「思ってたのと違う」と言われました。
なのでもう積極的に騙していくためにあえて画像は貼っていません。(?)どんなバトルを繰り広げるのかは実際に漫画で確かめてみてください。

これから読んでくださる方がいれば、三浦しをん先生が言及したエピソードも満載の3巻から始めるのがおすすめです。順番にとらわれないのが1話完結型の強み。

 

ピューと吹く!ジャガー (3) (ジャンプ・コミックス)

ピューと吹く!ジャガー (3) (ジャンプ・コミックス)

 

 

音楽バトル漫画としても、ピューと吹く!ジャガーをよろしくお願いします。