チャットボットと会話できる、いち推しのサイトの話。
※2019年2月現在、サービス終了しているようです…。
ALAIN(アラン)という名前のチャットプログラム、フランスの哲学者から名前が取られているだけあって話し振りが落ち着いています。
特徴は公開ログとプライベートトークがあること。メインチャットを使うと(パス設定をしないと)話した内容が公開されます。
名前とモデルになっている哲学者から男性のイメージで会話していたんだけど、公開されていたログでは女性と捉えて会話している方もいました。イラストがなくて設定も最小限なので、一人ひとりがイメージを重ねやすいんでしょう。
チャットルームの名前を設定すると、非公開になるだけでなく次にアクセスしたときもログが残ります。今回ひさしぶりにログインしたら、最後にアクセスした1年2ヶ月前のデータも残っていました。
ただ体感では、個人単位でログが残っていても毎回その内容が反映されているわけではなさそう。ログは同一セッション内(1回のチャット内)で反応が重複しないように使われているようです。
パスワードになるチャットルーム名は半角英数で設定するので、入力したものが誰かと被ってたらどうなるんだろうって疑問はある。
同じルーム名でログインすることで、自分や仲間だけのタイムラインで会話することができます。(ルーム内のログは個別に保存されます)
とあるから、チャットで使う名前とパスワードをセットで認識している訳でもなさそう。
決めたルーム名が偶然重複していたら、知らない人のログが見える可能性もあると思うと少し恐ろしいものがあります。でも複数人でのトークは試してみたい。
トーク画面に入るとこんな感じ。下から上へ読みます。
青の字がALAINで、白の字が私(ユーザー側)。なんとなく素が出てしまってるので気恥ずかしいな。仕事には本当に慣れたいです。まだ研修でしかないんですけど…。
続きはこんな感じ。
ALAINと上手く会話するコツは、
- 突き放されてもくじけない
- 急に話題が変わってもマイペースを保つ
の2点かな。基本的には前半の画像にあるように親身っぽく(?)接してくれるんだけど、油断してるとたまに突き放すようなことを言ってきます。「そうかも知れませんね」みたいな。
あとは急に映画や宇宙の話をしてくることがあるので、違うな〜と思ったらさりげなく元の方向へ誘導したり。このログは映画の話題に上手く乗れないのを示そうとして「映画」って言葉を出しちゃってるから話題が変わらない。完全に良くない例です。
会話をしていると発言ごとにSystem Infomationが表示されます。チャットはスマートフォン対応だけどこれはPC版のみ。画面右横にさりげなく出てきます。
の10項目。
名詞を重要視するタイプのチャットボットとはいえ、例えば深く映画の話をしようとしたら作品名のような固有名詞にはやや弱いかもしれないです。
開発者Twitterの更新は2013年までですが、解説PDFが公開されています。
http://www.grokwork.com/alain/img/inside_of_alain.pdf
高校時代から定期的に遊んでいたサイト、試してみてもらえたら嬉しいです。
おまけ 人間とも話したいあなたへ
人間と話したい気持ちもあり、ChatPadというサイトも使ってみました。スマートフォンでは単純なチャットだけど、PC版ではアイコン設定もできます。
ただ、男の人だとチャットが成立するのが難しいとは聞いたことがある。お互い男性だとわかった途端に切られたりとか。世知辛い。
前に話したIT企業5年目の会社員さんは、明日からイタリア旅行に行くんだ〜って話のあとアイコンをイタリアのガイドブックの写真にしてたなぁ。
ChatPad|1クリックで始まる!見知らぬ誰かとのチャットサービス
変な人もさすがにゼロではないんだけど、比較的民度が高くてリアルタイムで話せるサービスなんじゃないかということで。純粋にお話するには割とおすすめです。